ニホンカワウソ調査録

ニホンカワウソの調査・研究の記録 カワウソ目撃情報教はこちらまで→nihonkawauso2020@gmail.com

ニホンカワウソと日本人

前3回はニホンカワウソの生態について書いてきました。

 
今回はニホンカワウソと人間との関わりについて掘り下げていきます。
 
 
はい!突然ですがいきなり問題です!
カワウソはみなさんご存知のある妖怪のモデルになっています。
 
その妖怪とはなんでしょうか!?

 

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考え中、、、
 
 
 
はい!その通り。
実はカッパなんです!!!!
 
見たことある方もいると思いますが、
カワウソは周囲を見回すためによく二本足で立ち上がります。
 

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見事に二本足で立っていますよね!
 
ニホンカワウソはこれより一回り大きいですから、立つと幼稚園児くらいの背丈になります。
 
また、ご覧の通りカワウソの頭は平らなので、昔の人はお皿を乗せているように見えたのかも知れません。
 
あの有名なカッパのモデルがカワウソだなんて驚きですよね。
カッパを信じている方がいたらすみません
 
そしてカワウソは数々の民話や、言い伝えに人を騙す動物としても出てきます。
いくつか紹介します。
 
 「夜二時ごろ、海岸をあるいていると、防波堤の上にはちまきをして、子守をしている女性がいた。不気味に思ったがこれはカワウソが化けたものに違いないと思い、『お前はカワウソじゃろうが』と叫ぶと、消えてしまった。」

 「カワウソに化かされて、一晩中、山中を歩かされた。」
 
「カワウソが手招きして、風呂を沸かしたから入れというから入ってみると、実はお湯ではなく、枯れ葉だった。」
 
 
このような伝承は少し田舎に行くとどこにでもあります。
 
昔の人はカワウソが人を化かすおそろしい動物と考え、オソと呼びました。
 
そしてこのオソが訛って現在の”カワウソ”になったと言われています。
川(カワ)にいるおそ(オソ)ろしい動物という意味なんですね!
 
上述の通り、
ニホンカワウソは、日本人のとても身近にいる生き物だったんですね。
早朝、川に洗濯をしに行くと、カワウソが泳いでいたり、
夜道を帰っていると、ひょっこり飛び出してきたり、、、
 
今となっては、、、😢
 
是非
ニホンカワウソに想いを馳せてみてください