ニホンカワウソ調査録

ニホンカワウソの調査・研究の記録 カワウソ目撃情報教はこちらまで→nihonkawauso2020@gmail.com

高知のカワウソ調査の動向など

 

久しぶりのブログ更新です。応援のコメントをくださった方本当にありがとうございます。とても励みになっています。


久しぶりの更新なので思ったことなどをつらつらと書いてみようと思います。


高知のカワウソの動向について

今年に入ってからも何件か目撃情報は耳にしています。

今夏は四万十川で川漁の講習を受けたので、四万十川に行く機会が多く、上流の窪川から、中流域の西土佐、河口部の下田まで幅広くウロウロしていました。


窪川の方面では今は無住の集落になっている海岸部で数年前にカワウソの妖獣が刺し網にかかっていたという話がありました。

道が崩れて塞がっているということで行けていないのですが、地図で見る限りカワウソがいるとするなら、人の集落も道もない動物の天国のような場所だなと思って見ていました。


中流部の十和村から西土佐にかけての範囲では、四万十川の支流の集落に住むおじいさんにカワウソのことを聞くと、「15年ほど前まではこの川のあそこのあたりでよく見た。崖から降りてきて、道路を横切って川に入っていったのを見て驚いた。横の家の人(故人)も同じ場所で何度も見ていて、カワウソの話をしたら漁ができんくなるって笑って話してた。15年ほど前に大水が出た時から見ないようになった」と言っていました。15年前というのはなかなか最近のことで、話の内容もリアルで面白いですね。


河口部の方では、四万十川支川の後川で「数年前に地元の人がうなぎを獲ってる時にカワウソを見たと言っていたけどほんとうかなぁ」という話を聞いた。


そういう訳で四万十川でもちょっと調査をしてみるとこういう話がぽろぽろ聞こえてくるようです。


今まで四万十川は調査範囲に入れていなかったのですがこういう話を聞くとすごく興味が湧いてきました。ただ上流から河口までとんでもなく広く支流もたくさんあるのでどう調査したものかという気持ちになりますね。

 


僕自身の体験談も一つ。

今年の夏はとにかくうなぎ釣りにハマって毎晩のように仁淀川とその支流に通っていたのですが、本流と支流の合流点でとうなぎ釣りをしていた時に、ドボンっと何か生き物が水中に飛び込んだような音を聞きました。大きな魚はよく跳ねるのですが、魚の跳ねる音とは明らかに違うので本当に驚きました。ライトを照らしても少し遠くて霧も出ていたのでよく見えなかったのが残念ですが非常にワクワクしますね。


暑い夏が過ぎてようやく日中も活動しやすくなってきました。

たくさん仕掛けている自動カメラのデータを全然回収できていないので、折を見てカワウソの痕跡探しとカメラのデータ交換に繰り出したいと思います。

f:id:taiki-y:20230929094408j:image

仁淀川のうなぎ

獲りすぎるのはよくないので食べない分はリリースします。場所によっては絶滅危惧種というのが嘘みたいによく釣れます。


f:id:taiki-y:20230929094412j:image

ギギも仁淀川ではよく釣れます。食べてみましたが、クセはそんなになく白身のたんぱくな味です。ナマズよりもあっさりしていて旨味はあまりないです。料理次第で美味しく食べられるかもしれませんね。

 

個人的には味は

うなぎ>>>ナマズ>ギギ

です。参考にしてください。

 

それではまた!