ニホンカワウソ調査録

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最新の目撃情報2

 

みなさんこんにちは

しばらくブログを更新できていませんでした。


今年は既にのべ3週間ほど現地調査に行き、複数件の確実なカワウソ目撃情報を入手しています。調査中は目の前のことに頭がいっぱいでなかなかブログを書く余裕がありません。

僕自身はまだ直接の目撃はできておらず、悔しい思いをしていますが、さすが幻の動物ということでますます燃えてきます。いつになったらこの片想いは成就するのでしょうか。


本当に書きたいことは山ほどありますし、今僕ほど熱心に調査している人はなかなかいないと思います。


みなさんがまず気になるのは目撃情報でしょうか。


1年ほど前に徳島県吉野川水系でカワウソを目撃したという情報を入手しました。

目撃した本人と直接話をして確認しましたが、本人が描写した特徴から100%カワウソだと断定できます。

ボートでバス釣りをしていたら、すぐ目の前に頭を出して目があったそうです。

色は黒茶色で、首からお腹にかけては白かった。長い髭があり、頭は丸くつるっとしていた。体長は1メールほどあり、水質がクリアだったので太くて長いしっぽまで見えた。帰ってから調べたが新荘川ニホンカワウソの写真とまったく同じだった。

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もう一件は、数年前に高知県の西南部海岸で目撃がありました。目撃した方はアザラシ?を見たと言っていましたが、聞いた特徴からは間違いなくカワウソだと思われます。


その他もいくつかありますが、また別の機会で紹介します。

 


徳島県の目撃に関して】


徳島県での目撃は近年のものはほとんどなかったのでとても驚きました。また目撃した場所も高知県西南部など僕がカワウソが生き残っていると考えている環境とはかなり違っています。

この目撃から言えることがあるとすれば魚類などカワウソのエサが豊富な場所にはカワウソが生息していても不思議ではないということでしょうか。


僕は日本全国どこにでもとは言いませんが、想像以上に多くの場所にカワウソが生息していると思っています。聞き取り調査などをしていると良く分かるのですがニホンカワウソは忘れ去られた生き物なのです。幻の生き物という言葉が本当にしっくりきます。

 

高知県西南部の目撃情報に関して】


高知県西南部の目撃情報は嬉しい限りです。


僕の調査の結果というと大袈裟ですが、この目撃から諸条件を勘案すると高知県西南部のカワウソ生息頭数は最低2匹以上と推測できます。

大変嬉しいことです。

高知県の西南部は僕がメインで調査している地域ですので、もっともっとカワウソの生息状況を明らかにしたいところです。


生息数の推測に関してはまた別の機会で詳しくお伝えしたいと思います。


ひとまず最新の目撃情報についてまとめました。

質問等ありましたらコメント欄にどうぞ〜!

 


次回は今年度の調査結果について書きます。