ニホンカワウソ調査録

ニホンカワウソの調査・研究の記録 カワウソ目撃情報教はこちらまで→nihonkawauso2020@gmail.com

㊗️本が出版されました!

みなさんお久しぶりです!

 

6月下旬に講談社から「まぼろしの生きもの」図鑑が出版されました!🎉

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この図鑑はネッシーツチノコなどの幻の動物から、ニホンオオカミタスマニアタイガー、そしてニホンカワウソなど絶滅した(と思われている)生き物の生存可能性を科学的に検証する図鑑です。

 

子供向けの図鑑ではありますが、ニホンオオカミニホンカワウソなどの内容は非常に丁寧に取材されており、大人の方でも読み応えがあります。

 

なぜ急に宣伝と思われたかもしれませんが、実は!ニホンカワウソに関するページは僕が情報・資料提供させていただきました!🙌

 

図鑑の編集長を務めていらっしゃる方が本ブログを読んでくださり、取材のお話をいただきました。

昨年末から何度も取材をしていただき、現在の捜索状況や目撃などの情報を包み隠さずお話し、資料を提供させていただきました!

ニホンカワウソに関して最新の情報が書籍の形で更新されたことを非常に嬉しく思います。

 

話は変わりますが、数十年間ニホンカワウソを探していたおじいさんとたまたま出会いお話する機会がありました。そのおじいさんは開口一番「君に覚悟はあるのか」と僕の目を見て言いました。「もちろんあります」と即答しまたが、おじいさんは続けてこう言いました。「数十年間探してきて目撃したのはたったの2回、ほとんど毎朝定点観察するなどしてきた。商売を2回潰してまでカワウソに力を入れてきた。」

商売を潰したのは別の理由もありそうですが、言いたいことはよく分かります。辛うじて生き延びてきた数の少ない&警戒心の強い野生動物をこちらから探しにいくのは非常に難しいことです。そのおじいさんは足を悪くして捜索ができなくなったようですが、「自分が捜索していた20年前までいたのは間違いない。今もいるはずだ。」と言っていました。このような僕と同じ志?を持つ人がいたことに深い感銘を受けると共に現在までニホンカワウソ捜索の火を灯し続けてくれたことに尊敬の念を抱きました。

 

僕もニホンカワウソ研究を開始して5年、本格的なフィールドワークを始めて3年ほど経ちました。

やってもやってもなかなか目撃できず、情報も出てこず、厳しいなと思うことも多いのですがその過程も最大限に楽しみながらその瞬間まで一歩ずつ近づいていきたいと思っています。

 

カワウソ捜索でのちょっとした気づきや考えたこと、趣味のキャンプや釣りのことなど書きたいことは多いので、そういうものでもよければブログの更新頻度あげたいと思います!みなさんのコメントが励みになってます。頑張るぞー!


p.s来月高知県捜索です!